エレガントな機構ムーンフェイズ【ブレゲ クラシック ムーンフェイズ レディ】







レディースブランド サロン BRILLERのブログをご覧の皆さまこんにちは。

12月に入り気候もすっかり冬らしくなりました。
と同時に再び新型コロナの感染拡大が止まらず心配が募る一方。
『GoToキャンペーン』も、地域によって一時停止の措置にはいり、再び我慢の時期に突入してしまいました。
そんな中、空気を読まず我が家にキャンピングカー納車されました。
キャンピングカーは旦那さんが結婚前からずっと欲しがっていたもので、長い家族会議(という名の私へのプレゼン)の末にやっと購入したもの。
ちなみに、これまでの自家用車は小回り重視のコンパクトカーだったのですが、二台持ちできるわけもなく、これからは近所のスーパーも都心の百貨店もキャンピングカーで行くことに…。
ともあれ、車が届いてからというもの、休みのたびに車内の住環境を良くするべくチューンナップに余念がありません。
まず、ソーラーパネルとポータブル電源を追加購入。真夏でも晴れていればソーラー充電のみでエアコンをフル稼働させることができ、曇りや雨の日には予備のポータブル電源でカバー。
さらにいざという時のために高機能なポータブルトイレ「ラップポン」を備え付けました。
通常時にラップポンにお世話になることは無さそうですが、今回のキャンピングカー購入を了承するに至った決め手が「災害時にも心強い!」だったので、旦那さんはマニフェストを実現するべく電源とトイレにはかなり気を使ったようです。
その他、焚火台やキッチン周りの備品など『キャンプ飯』関連を充実させたり、テレビを取り付け、寝心地の良いマットレスや肌触りの良い毛布を用意したりと、ダメ人間製造機作りに余念がありません。
もういつなんどきキャンプに行かなくてはならない(?)状況になっても大丈夫!
あとは1日も早くコロナが収束して気兼ねなく出かけられる日を迎えられるよう、願うばかりです。
そんなわけで、当面使うあてのない多機能自家用車が出来上がりつつある我が家ですが、無駄とも思えることに割く時間や労力こそが、その後の人生にプラスアルファの奥行きをもたらすと信じて出来上がりを楽しみにしています。

ちなみに、腕時計にもストップウォッチ機能が付いたクロノグラフモデルや2ヵ国以上の時間が確認できるGMT機能など、時間を知るだけでは無い特別な機能を備えたモデルが存在します。主に男性用のスポーツモデルに見られる機能です。
対してレディース腕時計はというと、ケース径が小さく、複雑なムーブメントを搭載しづらいこともあり、3針、日付以上の機能が付いている事は少ないかもしれません。
そんな中探してみると、特別な機能を持ち合わせたモデルがありました。

【ムーンフェイズ】。時計の文字盤上で月の満ち欠けを確認することができる機能です。
「えっ?その機能っていつ使うの?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
確かに、今どきビオディナミ農法を実践している農家も、もっと別の方法で月齢確認をしていることでしょう。
ムーンフェイズの存在意義とは、歯車とゼンマイの動きで正確に月の動きを再現するというロマンと、神秘的で美しい見た目にあると思っています。
必ずしも時計に必要な機能ではないものの、作り手や所有者のこだわりが感じられる。そんなムーンフェイズも人生に奥行きを持たせるアイテムの一つだと思います。
BREGUET(ブレゲ)というブランドを説明する際に必ずと言って良いほど出てくるフレーズが、創業者アブラアム=ルイ・ブレゲを指して言われる『時計の進化を200年早めた天才時計師』というもの。
ブレゲは、トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーターなど、現在の機械式時計に使われる機構の約70%を開発したといわれ、まさに機械式時計の礎を築いた人物です。
顧客にはマリー・アントワネットやナポレオンなどフランスの王侯貴族をはじめとした面々が名を連ねており、功績や成り立ちからもとても格式高いメゾンです。
そんな貴族から愛されたブレゲのドレスウォッチ、クラシック・コレクションのムーンフェイズは、日付表示を排し美しいムーンフェイズの存在感を際立たせたデザイン。
日が進むごとに形を変える月の表情をじっくりとお楽しみいただけます。
ムーンフェイズの合わせ方は直近の新月あるいは満月だった日を調べて月の形を合わせ、その日から現在までの経過日数分ムーンフェイズを進めるというもの。
文字で説明するとややこしいので、実際に今日(2020年12月8日)に合わせてみます。

まず、月齢カレンダーなどで直近の新月・満月を調べます。

今回は、11月30日が満月でした。
リューズを2段階引きのポジションにして針を6時の位置にしてから、リューズを1段引きのポジションにして、ムーンフェイズを操作します。
今回の場合は、月の形が満月になるまで進めます。
これで今、ムーンフェイズは11月30日の月の形を示していることになります。
そこから今日12月8日までの経過日数8日分リューズを回しムーンフェイズを進めます。
リューズを2段引きのポジションにして針を送り現在の時刻に合わせたら、これでムーンフェイズと時刻が合っている状態になります。
複雑なようで、日付と違って30日までしかない月も1日分送るという調整をする必要はありません。

また、ブレゲは内部の機構だけでなく、デザインの面でも数々の様式を生み出しました。元々はブレゲを代表する意匠だった技法が、今では当たり前に様々なブランドで用いられています。

今回ご紹介するクラシックムーンフェイズにも、そんなブレゲらしいデザインが取り入れられています。
針の先にサークルが付いているような特徴的な形状の針。
これは『ブレゲ針』と呼ばれる針で、すっきりとしたシルエットながら先端のサークルの優しい丸みで優雅さも感じられます。
このエレガントな針は、ブレゲ数字と呼ばれる柔らかな風合いのアラビア数字と並び、時計装飾のスタンダードとして愛されている意匠です。
文字盤を拡大すると細かな模様が入っているのがわかります。
これはギョーシェ彫りと呼ばれ、なんと全てが手作業で彫られているのです。
ローマインデックスの内側に施された『クルドパリ』とムーンフェイズ部分の波のようなデザインで彫り分けられており、角度によって陰影のつき方が異なるので、フラットでありながら文字盤に動きが出るような工夫がなされているのです。
ケースサイドに刻まれたギザギザの模様もブレゲらしい装飾様式の一つ。
これは『コインエッジ』と呼ばれる技法で、フランス金貨のサイドに刻まれた模様から着想を得たものです。
ギョーシェ彫りと同様に一つひとつ職人が手作業でつけている装飾で、ブレゲの全てのモデルに取り入れられています。

ブレゲらしい意匠の数々は、どれも本格時計メーカーとしての確かな技術力の証ですが、レディースモデルにおいてはそれだけではストイックすぎる印象。
しかしながら、ちゃんと女性がグッとくるポイントも抑えており、それがローズゴールドの華やかな素材感とベゼルやラグを彩るブリリアントカットのダイヤモンドです。

光を集めキラキラときらめくダイヤモンドは手元を華やかに飾ります。
現在レディース腕時計専門店BRILLER(ブリエ)ではクリスマスセールを開催中です。
ご紹介した時計のほかにも多数ご用意がございますので、是非チェックしてください。

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