【HERMES】最高峰にして幻のアイテム・ ケリー 28 内縫い ヒマラヤ クロコダイルニロティカスマット シルバー金具

レディースブランド サロン BRILLER のブログをご覧の皆さまこんにちは。
早いもので2024年も2週間が経過しました。

先日は東京の都心部でも初雪が観測されましたが、ざっと降ってすぐに止み、翌日まで残るような雪ではなく安心しました。
かと思えば今日はとても暖かく、着てくる服装を間違えてしまったかもと思い始めています。皆様も寒暖差でお風邪など召されませんよう、ご注意くださいませ。

さて本日ご紹介するのは、最高峰にして幻のアイテムと呼び声高いエルメスのヒマラヤケリーです。

HERMES エルメス ケリー 28 内縫い ヒマラヤ クロコダイルニロティカスマット シルバー金具

どのアイテムも非常に入手困難で、幻のエルメスとの呼び声高い「ヒマラヤ」コレクション。
「ヒマラヤ」は雄大なヒマラヤ山脈にインスピレーションを得た繊細なグラデーションを指します。
個体数が少なく、その希少性からかつては一般には存在すら知られていなかったそうです。

美しいグラデーションは、端部のスモーキーなベージュから、バッグ中心の真珠のようなホワイトへ。
見るものの目を奪うカラーリングが最上級のエレガンスを叶えます。

素材は、ワニ革の中でも極めて上質なクロコダイルニロティカスマット。
「クロコダイルニロティカス」とは直訳すると「ナイル川のクロコダイル」で、アフリカのナイル川流域に生息するワニ革を使用した素材となります。
一方クロコダイルアリゲーターはアメリカのミシシッピ州に生息するワニを使用した革です。
希少なワニ革の中でもナイル川流域から仕入れるニロティカスはより入手が困難な素材だそうです。
ウロコのキメが小さく、左右の並びはほぼ対象で綺麗にならんでいます。

さらにヒマラヤには職人の手間と時間を要する「マット」加工が施されています。
マット加工を加えることで、レザーはしっとりとしたなめらかな手触りになり、見た目も光沢感を抑えた上品な雰囲気になります。

ここからは歴史や製法も交えて、もう少し詳しく見ていきましょう。
かつてクロコダイルレザーは、黒や茶色に染められていない場合、皮膚の自然な色合いを強調するために明るくされていました。
しかし染色技術が向上し、多彩なカラーリングが可能になると、そうした表現は時代遅れになったといいます。

1990年代初頭、エルメスは最初期の、すなわち前述の自然な色合いを活かしたクロコダイルレザーバッグをヒントに、ヴェール・セラドン・ナチュラ(その後のヒマラヤ)として知られるようになる新たな素材の開発をはじめます。
こうして誕生したヒマラヤは、製法のブラッシュアップを経ながら幻のバッグとしてコレクターが憧れる存在となりました。
ヒマラヤの生産数が極端に少ないのは、中央が純白でサイドが褐色となる原皮の採取量がたいへん少ない点と、卓越した技術を持つエルメスの職人の中でも限られたマイスターにのみ製作が許されているからです。

ヒマラヤはニロティカスクロコダイルのお腹の白い部位を中央に配置して、サイドの褐色のグラデーションを強調させるデザインになっています。
よってあの絶妙な色合いを作り出すために、エルメスの職人はまず自然な明るさの皮を選ぶ必要があるのです。

世界最高峰の山脈が続くヒマラヤアルプス。
白い部分は雪を、褐色の部分は雪解けした山脈の色合いを表現しており、あえて染色をせず、素材本来のグラデーションを際立たせることで、唯一無二の美しさを実現しています。
白い部分の均整が取れており、真っすぐに褐色のグラデーションが入ったプレシャススキン。
人工的な染色ではなく素材の特徴を活用するので、適した原皮がなければ製作できません。
幻のバッグと呼ばれたヒマラヤは、こうして作られています。

いかがでしたでしょうか。
厳選された素材と卓越したクラフトマンシップが織り成す究極の逸品、まさに一期一会の特別なアイテムです。

WEBサイトでは30枚の写真と動画でじっくりご検討いただけますので、ぜひお見逃しの無いよう、ご覧ください。

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HERMES エルメス ケリー 28 内縫い ヒマラヤ クロコダイルニロティカスマット シルバー金具

最後までお読みいただきありがとうございました。

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