レディースブランド サロン BRILLERのブログをご覧の皆様、こんにちは。
10月に入り、BRILLER(ブリエ)が店舗を構える新宿もやっと秋らしい気候になってまいりました。
デパートのショーウィンドウに並ぶ洋服やコスメも秋らしいこっくりとした色合いが増え、街全体がシックな雰囲気に包まれています。
毎年、涼しくなってきたこの時期に慌ててコスメや秋物を買おうといろいろリサーチを始めるのですが、悩んでいるうちに季節が進み冬物を買う季節になってしまいます。
今年こそはと先週のお休みにショッピングに出かけ、BAさんにおすすめされた「イエベ春にも似合う秋カラーのアイシャドウパレット」なるものを手に入れました。
いつも無難なベージュブラウンを選んでしまう自分ではチャレンジしないようなきれいな色と繊細なきらめきのアイシャドウパレットは、プロフェッショナルのBAさんに相談をしたからこその選択で、使うたびに新鮮な自分出会える素敵なお買い物体験でした。
腕時計は頻繁にお求めいただくものではないからこそ、ご購入の際に様々な視点から慎重にご検討いただく方が多いアイテム。
購入するときにデザインが自分好みのものであるかは最も重要ですが、時計屋目線で考えると見た目以外にも長くご愛用いただくためのポイントがいくつかございます。
新宿の店頭にお越しいただいた場合は、当店のスタッフが直接、お求めいただく際の注意点やお悩みなどのご相談にお答えし、お客様にとって最良の1本をおすすめすることができますが、ご遠方のお客様にはなかなかお伝えしきれていないこともあるかもしれません。
そこで今回は、生涯にわたってパートナーとなりえる機械式時計の魅力についてプロの目線からご説明するとともに、おすすめの商品をご紹介させていただきます。
【機械式腕時計とは】
時計に内蔵されたゼンマイを巻き上げることで動力を蓄え、時を刻む仕組みの時計が機械式腕時計です。
機械式腕時計の魅力の一つは、メンテナンス次第で永くご愛用いただけるという点ではないでしょうか。
クォーツ式(電池式)腕時計はムーブメントの電子部品が壊れてしまうと修理をするために基盤交換の必要がありますが、生産期間が過ぎている場合、部品を手に入れることができずに修理できなくなってしまう場合があります。
対して機械式腕時計は電子的なパーツを一切使用せずに、歯車やネジ、ゼンマイを組み上げることで動作しているため、3~5年に一度オーバーホール(分解洗浄)を行うことで、長くお使いいただくことができるので、例えば、ご自身が大切に使っていた思い入れのある腕時計を次の世代に受け継ぐということもできるのです。
現に、私が今愛用しているセミヴィンテージのデイトジャストも、製造から30年以上の時が経過した現在もきちんと動き続けています。
また、機械式腕時計は、数百もの細かなパーツを時計技師が手作業で組み合わせることで動作しているため構造が繊細で、日差(1日の誤差)を数十秒以内に調整すること自体、高い技術力を要します。
とくにレディースウォッチはケースサイズが小さいこともあり、パーツ数の多い機械式ムーブメントを精度を保った状態でケーシングすることはとても難しく、まさに身に着けられる工芸品といっても過言ではありません。
便利な機能が満載のスマートフォンやスマートウォッチが普及した現在において、わざわざ機械式腕時計を選択する理由って?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、機械式腕時計は「時刻を知るためのアイテム」とはまた違った意味合いを持つ、特別な存在となっているのです。
ロレックス デイトジャスト31 278273G オリーブグリーン ジュビリーブレスレット ROLEX
「高級腕時計といえばロレックス」というほど有名なウォッチブランドですが、メンズ用の時計のみならず小さなレディースウォッチに至るまで、現在生産されているすべての製品に機械式のムーブメントを搭載しているということは、意外と知られていないのではないでしょうか。
そんな本格派のブランドから、ドレスウォッチの定番にして完璧な「デイトジャスト」をご紹介いたします。
着用した腕の自然な動作からゼンマイの巻き上げを行う「パーペチュアル機構(自動巻き上げ機構)」、高い防水性能を実現した「オイスターケース」、そして文字盤上に日付窓表示を設けた「デイトジャスト機構」。
現在では当然のように思えるこれらの機能はすべてロレックスが開発した機能で、発表当時は革新的な発明として世間を驚かせました。
中でも日付窓から見えるカレンダーディスクが12時付近で瞬時に切り替わるデイトジャスト機構はそれまでの日付表示とは全く違う斬新な方法でした。
この機能により、小さな文字盤の視認性は格段に向上し、さらには文字盤デザインの自由度も広がりました。
現在では日付表示の主流となっていることからも、この機能の素晴らしさが伺えるのではないでしょうか。
機能面でも優秀なデイトジャストですが、一番の魅力は豊富な文字盤やサイズ、ブレスレットの種類からご自身の好みに合わせたデザインを選択できるというところではないでしょうか。
特に文字盤の種類は各素材に定番の色味はあるものの、短い期間のみ製造された希少なデザインや素材の文字盤も数多く存在するので、まるで宝探しのような楽しみがあり、定番コレクションでありながら個性を発揮することもできるのです。
この文字盤はオリーブグリーンという色味。
落ち着いたアースカラーに適度な華やかさがあるイエローゴールドとステンレススチールのコンビメーションが大人の女性にぴったりです。
オリーブグリーンはわずかに黄色のニュアンスが感じられるカラーなので、イエローゴールドとの相性が良く、全体に統一感が感じられます。
ダイヤモンドインデックスもイエローゴールドで留められているので、文字盤が単調にならずアクセントになっています。
31mmのケースサイズは、手首幅からはみ出ることなくすっきりと収まり,
小さすぎず大きすぎないバランスの良いサイズです。
また、年々小さい文字が見えづらくなってきた私の目にもはっきりと視認できるのもうれしいところ。
ブレスレットは細かなブレスレットリンクが特徴のジュビリーブレスレットで、身に着けたときの肌あたりが大変なめらかなうえ、鏡面仕上げのパーツが光を受けて繊細にきらめくのでドレッシーな雰囲気を演出します。
資産性の高さにばかり注目されがちなロレックスですが本来は「機械式でありながら正確で、壊れにくく、アフターメンテナンスがしやすい」という時計としての使いやすさが強みのブランドですので、はじめて機械式時計をお求めいただくという方にも安心しておすすめできる腕時計です。
ブレゲ クイーンズ・オブ・ネイプルズ 8908BA/V2/864 D00D ムーンフェイズ BREGUET
『BREGUET(ブレゲ)』は、時計界の巨匠アブラアム・ルイ=ブレゲによって1775年に創業された伝統あるブランドです。
ブレゲは時計の技術革新を数多く実現し「トゥールビヨン」や「パーペチュアルカレンダー」といった複雑機構の開発でも知られています。
フランスを含むヨーロッパの王侯貴族たちに愛され、顧客にはナポレオンやマリー・アントワネットなど、だれもが知る歴史上の人物が名を連ねていました。
ロレックスやカルティエと比較すると女性からの認知度は低いかもしれませんが、時計好きの方からの評価は非常に高く「パテックフィリップ」「オーデマピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」「ランゲ&ゾーネ」と並んで、世界の5大時計ブランドの一つとされています。
「クイーン・オブ・ネイプルズ」は、ナポレオンの妹でナポリ王妃のカロリーヌ・ミュラから依頼を受けで制作された腕時計「No,2639」を元にデザインされており、ラウンド型やオーバル型とは一味違う卵型のケースは有機的な曲線が美しく、ほかのモデルにはない気品が感じられます。
イエローゴールド製のケースを縁取るベゼルやフランジにダイヤモンドがセッティングされており、文字盤には角度によって複雑に表情を変えるホワイトシェルが使われているため、ジュエリーウォッチとしての魅力も楽しめるうえ、ケースサイドのコインエッジやブレゲ針、ギョーシェ彫りなど、老舗ブランドを代表する意匠がデザインに落とし込まれているのも歴史とロマンが感じられるポイントです。
12時位置には月の満ち欠けを表示するムーンフェイズとパワーリザーブインジケーターがあり、裏蓋からは美しい装飾が施されたムーブメントが眺められます。
ブレゲらしい多機能な複雑時計の側面と、ため息が出るような優美なジュエリーウォッチのどちらの要素も楽しめる芸術作品です。
いかがでしたでしょうか。
今回は究極の実用時計と至高のジュエリーウォッチ2つのタイプの機械式時計をご紹介いたしました。
このブログが機械式時計をご検討いただくきっかけとなりましたらうれしいです。
また、BRILLER(ブリエ)では、メールやお電話でもお買い物のご相談を承っております。
インターネット通販ご利用時でも、店頭で直接ご案内させていただくのと同じくらいの情報量で、不自由を感じないお買い物をお楽しみいただければと思っておりますので、ちょっとした気がかりや、こんなこと聞いていいのかな?と思われるようなことでもぜひお気軽にご連絡ください。
【今回ご紹介した商品はこちら】
ロレックス デイトジャスト31 278273G オリーブグリーン ジュビリーブレスレット ROLEX
ブレゲ クイーンズ・オブ・ネイプルズ 8908BA/V2/864 D00D ムーンフェイズ BREGUET
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