レディースブランドサロンBRILLERのブログをご覧の皆さま、こんにちは。
冬の楽しみなイベントのひとつであるバレンタイン。昨今は恋人同士だけにとどまらず、友チョコなどさまざまな形で「大切な人にチョコレートを送り合う日」として日本に根付いていますね。私はチョコレートが大好きなので、この時期に開催される百貨店のチョコレートフェアを毎年楽しみにしています。
さて、そんな「チョコレート」をモチーフにしたバッグがあることをご存知でしょうか?シャネルのアイコン的なデザイン「マトラッセ」を、板チョコのような格子状にアレンジした「チョコバー」というシリーズです。
今回は、バレンタインにぴったりなシャネルの「チョコバー」についてご紹介したいと思います。
「チョコバー」ってどんなシリーズ?
1910年、ココ・シャネルがパリで帽子店を開いたことから始まったシャネル。彼女がデザインしたシンプルで機能的なファッションは、女性たちをコルセットから解放し、自由で自立した生き方を提案しました。
シャネルを語る上で外せない要素のひとつとして「黒」に対するこだわりが挙げられます。ココ・シャネルは1920年代にリトルブラックドレスを発表し、黒をファッション界に定着させました。 それまでの女性のファッションでは、黒は喪服の色とされていましたが、シャネルは黒をエレガントで洗練された色として再定義しました。リトルブラックドレスはシンプルでありながらも女性らしさを引き立てるデザインで、瞬く間に世界中で人気を博しました。
また、「チョコバー」のベースとなっているシャネルの定番「マトラッセ」の歴史は1955年に発表された「2.55」というバッグに遡ります。当時、ハンドバッグが主流だった女性用バッグの世界において、肩から下げて両手を自由に使えるチェーンショルダーバッグは画期的なものでした。 その後1980年代に、当時のシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドが「2.55」をアップデートし、現在のマトラッセの形となりました。
この通常の「マトラッセ」にはふっくらとした質感を持つダイヤの格子模様のキルティング加工が施されており、上品で高級感のある雰囲気を演出しています。
「チョコバー」はこのキルティングを縦の格子にしたことと、「2.55」から始まったハンドルのない「長方形」の形状、そしてシャネル独自の「黒」を掛け合わせることで初めてチョコレートバーになるという、実はシャネルらしい女性の自由への想いと遊び心が詰まったシリーズなんです。
CHANEL シャネル チョコバー バッグ ラムスキン ブラック A15316
こちらはまさにチョコレートバーを連想させるショルダーバッグです。
最大の特徴である縦ラインのキルティングにより、すっきりとしたモダンな印象を与えます。
シャネルのマトラッセといえば柔らかく滑らかな手触りが特徴のラムスキンを使用したバッグとして有名ですが、こちらの「チョコバー」にも同じ素材が使われており、上品な高級感を演出してくれます。
シンプルな形状やゴールドのココマークなど定番はしっかり押さえている一方で、さりげなく目を引く「チョコバー」のデザインという程よいバランス感が非常に使いやすく、シャネルは初めてだけど個性も欲しい、という方にもおすすめの1点となっています。
CHANEL シャネル チョコバー チェーン バッグ ラムスキン ブラック ゴールド金具
続いてご紹介させていただくのは格子の交差部分に小さなココマークのスタッズがあしらわれ、サイドには複数のピアスが連なっているショルダーバッグです。
全面に並べられたスタッズとサイドのピアスが光の角度によって華やかにきらめきます。
パンキッシュな印象ですが、よく見ると小さなスタッズがココマークになっているという可愛らしい一面もあり、コーディネートのアクセントにぴったりのアイテムです。
CHANEL シャネル チョコバー マドモアゼル トートバッグ パテントレザー レッド ブラック
最後にご紹介するのは、大胆なマドモアゼルが印象的なトートバッグ。美しい光沢感と耐久性が魅力のパテントレザーが使用されており、毎日のファッションに気軽に取り入れていただけます。
前面に描かれているマドモアゼルとは、生涯独身を貫いたココ・シャネル自身のことで、おしゃれな服装に身を包み楽しげに微笑む姿に自然と気持ちが上がります。
これも「チョコバー」なの?と思われることかと思いますが、実は背面はシックな黒で統一されており、「チョコバー」の特徴である縦ラインの格子上のステッチが施されています。
インパクト大のワンポイントにしたい時だけでなく、少し印象を抑えたいときでもお使いいただける、2重で楽しめるバッグとなっています。
いかがでしたでしょうか?
格子模様をさりげなくアレンジしただけではありますが、「チョコバー」という遊び心のあるネーミングの由来とその背景を知ると、より魅力的に見えてくるのではないでしょうか。
今年のバレンタインを機に、ぜひお手に取っていただけると幸いです。
ありがとうございました。
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