過去の名作は現在のスタンダードに『カルティエ トーチュ ダイヤベゼル』







レディースブランド サロン BRILLERのブログをご覧の皆さまこんにちは。

近頃渋谷駅界隈の再開発が盛んに行われていることもあり、久しぶりに渋谷を訪れてみました。
東急東横線跡地や渋谷川近辺に近代的なビルが建ち、桜ヶ丘周辺も絶賛工事中。
慣れ親しんだ街並から大人向けの街に変わろうという過渡期に立ち会っているようで感慨深いものがあります。
私が渋谷に漠然とした憧れを抱いていたのは90年代初頭、俗に言う『渋谷系』と呼ばれる音楽ムーブメントが台頭していた頃。
世代ドンピシャというわけではないのですが、年の離れた兄姉がいる私が思春期に憧れたカルチャーでした。
「フリッパーズギターやピチカートファイブを聴き、宇田川町のレコード屋で洋楽のレコードを漁ったり、岡崎京子や大友克洋を愛読する傍らミニシアターでフランス映画に恋をし、ディスコからクラブへと名前を変えた娯楽施設に通う」というのが、私が思うステレオタイプの『渋谷系好き』のイメージ。
これらを一括りに『渋谷系』とされることに嫌悪感を抱いたアーティストもいたようですが、子供だった私にとっては十分に「心の扉を叩かれた」ものでした。
今ではそんな『渋谷系』に影響を受けて育った世代のアーティストが『ネオ渋谷系』として現在のJ-POPシーンの一角を担っているとかいないとか…。

過去の作品を踏襲し新たなスタンダードを生み出すというのは腕時計の世界にも言えることです。
例えば、CARTIER(カルティエ)が1912年に発表したトーチュ・コレクション。
現在ではスタンダードなコレクションとして定着しているトーチュも、発表当時は他には無い革新的なデザインとして時計界に衝撃を与えたモデルです。


【CARTIER カルティエ トーチュ SM WA505031 ピンクゴールド ダイヤベゼル 手巻き】

発表当時はラウンド(丸型)のケースが主流だった時計の形状を、現在でいうところのトノー型(樽型)に似た形にし、斬新且つ優美なケースデザインとして受け入れられました。
ちなみに『Tortue(トーチュ)』とはフランス語で『turtle(亀)』の事。亀の甲羅の形状をイメージしたデザインから名付けられたものですが、ユニークなネーミングも遊び心をくすぐるエッセンスのひとつです。

前述の通りトノー型に似た形状ですが、ケースサイドからラグにかけての美しいシェイプが、単なるトノー型とは一線を画しエレガントな女性を思わせる佇まいです。

トーチュ・コレクションはカルティエウォッチの数あるコレクションの中でもとりわけハイクラスなコレクションに分類されており、レディースサイズであるSMサイズにもクオーツ式(電池式)ではなく手巻き式のムーブメントを搭載しています。


全体にCARTIER(カルティエ)のダブルCロゴが。この美しい装飾が施された「Cal.430MC」は、極薄ムーブメントに定評のあるピアジェのムーブメントをベースに、カルティエが独自のチューニングをしたインハウスムーブメントです。
現行品のトーチュは裏蓋がシースルー仕様ではないためムーブメントを眺めることができません。スペシャル感をより味わうことができるこのモデル、今では大変貴重です。

また、女性にとって高品質なダイヤモンドが使われているというのは手元を飾るアイテムとしてポイントが高いのではないでしょうか。
「さすが高級ジュエラー・カルティエ!」と思わせる品質のダイヤモンドをベゼルやリューズに惜しみなく使用しており、どの角度から眺めてもキラキラと煌めきを放ちます。

メーカー保証書の無い中古商品の場合、どうしても付きまとうのが『はたして本物なのか』という心配だと思います。
その点この商品は2019年12月にカルティエでメンテナンスを行っているのでメーカーお墨付きの確認が取れており、安心してお求めいただけます。

クオーツ式(電池式)に比べるとケースの厚さが出てしまいがちな機械式時計ですが、秀逸ムーブメントのおかげでエレガントさを保った薄さに仕上がっています。
身に着けた時のフィット感も素晴らしく、実際の重さよりも軽く感じるため、長時間着用していてもストレスを感じることがありません。

歴史あるCARTIER(カルティエ)の腕時計は、トーチュのほかにも伝統的なデザインを踏襲し現代に引き継いでいるモデルが多数あります。
新旧を知ったうえでお好みのモデルをチョイスすることができるのも老舗メゾンならではの楽しみ方ではないでしょうか。

CARTIER(カルティエ)のレディース腕時計はこちら>>>

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