【HERMES】ブラック～グレー系カラー、比べてみました

2024年4月
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新年度が始まり一週間余りが経過しました。
ここ数日は初夏の陽気を感じる日もあり、街を往くひとの装いも一気に春めいてまいりました。
今年はトレンチコートの出番もほとんどないまま暖かくなりそうだな、と着るものに困っている今日この頃です。

春めく季節に身につけたい色といえば淡いニュアンスカラーや華やかな色味かと思いますが、本日ご紹介するのはオールシーズン使えるエルメスのブラック～グレー系のカラーです。
エルメスといえば100色以上の豊富なカラーバリエーションで知られていますが、ブラック～グレー系に絞ってもその表現力は顕在です。
エルメスのホワイト系のバッグの色味を纏めたブログはこちらからご覧いただけます。

またBRILLERのウェブサイトでは「カラー別で探す、エルメスのバッグ」の特集ページを公開中です。
ぜひ合わせてご覧ください。

【目次】

【ブラックのバッグが与える印象とは？】

【ブラック系のバッグが与える印象とは？】

ひとつ持っているととても便利なブラックのバッグ。
バッグ自体の形や合わせるファッションにもよりますが、フォーマルはもちろん、ビジネスシーンでもカジュアルなコーディネートでも活躍してくれます。
黒という色自体は上品でエレガントな印象ですが、合わせるアウトフィットによって印象が変化する点も魅力的です。
例えばビジネスシーンではプロフェッショナルで真面目な雰囲気に、オフの日のフェミニンな装いに合わせればコーディネートをぐっと引き締めてくれるアクセントとして機能します。

バッグにおいては傷や汚れが目立ちにくいというメリットもあるほか、流行に左右されにくいため、ファッションのトレンドが変わっても長く使い続けることが可能なのも定番たる所以です。
そしてトーンが明るくなるほど、軽やかで甘い雰囲気がプラスされ、色のニュアンスが入るとより大人っぽい印象になります。
それでは早速各色の違いを見ていきましょう。

【ノワール】

エルメスバーキン 25 トゴノワール (ブラック) シルバー金具

まずは定番のノワールから。
ファーストエルメスに選ばれることが多いと共に、ニュアンスの入らないノーブルなブラックは長年エルメスを愛する方々をも魅了し続けています。
エルメスのバッグは同じ色でも素材が違うだけで雰囲気が変わるため、様々な素材・アイテムでノワールを集める方もいらっしゃるとか。
せっかくなので現在在庫のあるアイテムからそれぞれの素材を並べてみました。

上段：左からトリヨンクレマンス、トゴ、エプソン
中段：左からヴァッシュハンター、タデラクト、ボックスカーフ
下段：左からシェーブルシャムキャラ、リザード

このうちシェーブルシャムキラは光沢感のあるヤギ革、リザードは美しく並んだ繊細な班と艶やかな光沢が特徴のトカゲ革で、その他はすべてカーフレザー(牛の革)です。
トリヨンクレマンスは柔らかでムニムニした素材感が特徴的な雄成牛のレザーで、ピコタンロックの定番素材です。
トゴはほどよい柔らかさとキメの大きさにより、さまざまなアイテムで展開される定番の雄仔牛レザー。
エプソンは同じく雄仔牛のレザーですが、プレス加工を施してあるので型押しのキメが細かいのが特徴となっています。
ヴァッシュハンターは雌牛のレザーで、滑らかでマットな質感です。
タデラクトはツヤ加工を施した繊細な光沢が魅力的な雄仔牛のレザー。
ボックスカーフは高級感のある光沢がたいへん上品な雄仔牛レザーで、ノワールのボックスカーフのアイテムは特に人気があります。
こうして並べてみると、印象や素材感の違いを実感します。
個人的にはキメの細かいものはフォーマルな雰囲気やクールな印象を感じやすく、柔らかで大きな目の素材は少しカジュアル寄りに見えます。
また、ノワールはどんなツイリーやチャームとも相性よくお使い頂けるので、TPOに合わせて自分らしいアレンジを楽しめるのも嬉しいポイントではないでしょうか。

【グラファイト】

HERMES エルメスミニケリー2 エプソングラファイトゴールド金具