エルメスの2025年新色「グリパンタン」のボリード25が入荷しました。
柔らかな光をまとったような、穏やかで洗練されたブルーグレー。
季節を問わず楽しめるその新色について、ご紹介いたします。
1.新色“グリパンタン”の魅力
2025年春夏コレクションで登場した新色「グリパンタン(Gris Pantin)」は、ひと目で心がすっと落ち着くような、穏やかで洗練されたブルーグレー。
グレーの知的な落ち着きに、ほんのりとブルーの明るさを溶け込ませたような色合いで、控えめでありながら印象に残る、そんな魅力を秘めています。
HERMES エルメス ボリード 1923 25 エプソン グリパンタン シルバー金具
自然光のもとでは淡く澄んだブルーが顔を出し、室内ではグレートーンが強まり、静かな気品を感じさせます。
光の加減で表情を変える、ニュアンスのある美しさがこの色の魅力です。
2.エルメスのグレーを比べてわかる、“グリパンタン”の奥ゆかしさ
グレー系カラーと比べてみると、グリパンタンの持つ“青み”と“透明感”がよりはっきりと感じられます。
たとえば、「ブルー・グラシエ」と並べると、ブルー・グラシエはやや淡く、グリパンタンは落ち着いた深みを帯びています。
エプソンは細かい型押しのため明るく鮮やかな発色となり、シンプルなカラーでも洗練された雰囲気を演出してくれます。
エルメスのグレーはどれもわずかに個性を秘めていますが、グリパンタンはその中でも特に“静けさの中に霧のかかったような”カラー。
上品でありながら、確かな存在感を放ちます。
3.ボリード25 × グリパンタン
ボリードという丸みを帯びたフォルムに、グリパンタンが重なると、クラシックなデザインにふっと軽やかさが加わります。
フォーマルにもカジュアルにも馴染み、持つ人の雰囲気にそっと寄り添いながら、凛とした印象を添えます。
光の角度によって、グレーにもブルーにも見える不思議な色合い。
どんな角度から見ても、品の良さと軽やかさを感じさせる、そんな魅力が、このボリードの新色には詰まっています。
4.どんな装いにも溶け込む、グリパンタンの上質な存在感
グリパンタンは、季節やスタイルを問わず楽しめる万能カラーです。
春夏はホワイトやベージュ、ペールトーンの装いに合わせて。
清潔感のある淡いブルーグレーが、装いをぐっと明るく見せてくれます。
秋冬にはネイビーやブラックなど深みのある色と合わせて、落ち着いた大人のスタイルに。
トーンをまとめることで、全体に統一感が生まれ、上質な雰囲気が漂います。
ボリードといえば、ツイリーと合わせて楽しまれる方も多いですが、グリパンタンはどんなツイリーとも調和しやすいのが魅力です。
淡いピンクやブルーなら柔らかくフェミニンに、オレンジやルージュ系ならモダンで華やかな印象に。
その日の気分でツイリーを替えるだけで、バッグの表情ががらりと変わります。
色そのものが主張しすぎないからこそ、コーディネート次第でさまざまな表情を楽しめるのが、このカラーの魅力です。
5.最後に
グリパンタンは、静かに心を惹きつけるエルメスの新しい名品カラー。
グレーでもなく、ブルーでもない。
そのあいだにある繊細な色の世界が、持つ人の感性をそっと映し出します。
きっと“日々の中でふと手に取りたくなる色”だと思います。
ボリードの柔らかな曲線に、この上品なブルーグレーが重なることで生まれる調和。
それは、季節を越えて愛される”普遍の美しさ”を感じさせます。
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