世界5大ジュエラーの軌跡Vol.1【TIFFANY & Co./Cartier編】

レディースブランド サロン BRILLERのブログをご覧の皆さまこんにちは。
先週は全国的な大雪でしたが、東京でもしっかりと雪が積もりました。
電車の心配をしつつも、見慣れた街が雪景色になると少しわくわくしてしまいます。
そうかと思えばこの後はどんどん春らしい気温になっていくそう。
春先に向けて、新しいお洋服やバッグ、素敵なジュエリーを新調したいな、と考えている今日この頃です。

さて、皆さまは「世界5大ジュエラー」をご存知でしょうか。
「世界5大ジュエラー」とは長い歴史を持ち、世界的な知名度と人気を誇る5つのジュエリーブランドのことです。
具体的にはアメリカの「ハリー・ウィンストン」「ティファニー」、フランスの「カルティエ」「ヴァン クリーフ&アーペル」、イタリアの「ブルガリ」を指します。
本日はこちらの「世界5大ジュエラー」より、ティファニーとカルティエについて、ご紹介したいと思います。

目次

【ティファニー】

【カルティエ】


【ティファニー】

最初にご紹介するのは、5つのブランドの中で最も長い歴史を持つ「ティファニー」です。
ティファニーは1837年に文房具店としてニューヨークで創業しました。
この1837年は偶然にもエルメスの創業年でもあり、現在に至るまで世界中で愛されている2つのブランドが生まれた奇跡的な年です。

文房具店としてスタートしたティファニーが宝石を扱うようになったのは、なんとフランスで起こった革命がきっかけだったそうです。
1848年にフランスで2月革命が起こると、亡命する貴族たちから貴重なジェムストーンを買い付けることに成功します。
中には王室ゆかりの宝飾品もあったそうで、ティファニーはあっという間に宝石商としての地位を確立しました。
当時アメリカ国内では他に宝石を取り扱うメゾンがなかったことも追い風になったようです。
1850年代に入ると、銀製品の取り扱いを開始し、1853年にはニューヨークの本店前にティファニーの象徴ともいえるアトラスクロックが設置されました。
このアトラスクロックは後に「アトラスコレクション」としてジュエリーや腕時計で展開され、今日に至るまで高い人気を得ています。

ティファニーといえば、アイコニックなブルーのボックスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

この象徴的なブランドカラーは「幸運をもたらす鳥」コマドリの卵に由来しています。
ヨーロッパでは古来より、ブルーは真実や高潔さを表す色とされており、「ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない」という信念にコマドリの卵の色がぴったりだったようです。
1845年には現在も年に一度発行されているオーダーカタログ「ブルー・ブック」の発行を開始し、その表紙にこのブルーを取り入れるようになります。
また創業者であるチャールズ・ルイス・ティファニーは、ティファニーの製品を購入した人だけが手にできる特別なボックスをつくりたいと考えていました。
そうして19世紀の中頃に誕生したのが、今日まで世の多くの女性が憧れる、ティファニーブルーボックスです。

歴史を紐解いてみると、チャールズ・ルイ・ティファニーの経営手腕は目を見張るものがありますが、彼の偉業はそれだけではありません。
1886年にはダイヤモンドのエンゲージメントリングの原点と言われる「ティファニーセッティング」を発表しました。。
これは独自の設計により6本の爪でダイヤモンドを固定する技法であり、今日に至るまでダイヤモンドの指輪のスタンダードなスタイルとなっています。
こうして生まれたティファニーのエンゲージメントリングは今もなお色褪せることなく世界中で愛されています。

ティファニーには前述のアトラスコレクション、エンゲージメントリングの他にもアイコニックなジュエリーがたくさんあります。

ブランドの頭文字である「T」の文字からデザインされた「ティファニーT」は、2014年に誕生した比較的に新しいコレクションですが、既に新たなアイコンとして高い人気を誇っています。

コンテンポラリーかつシンプルなデザインの「T スクエア」

付け外ししやすい細身のワイヤータイプの「T ワイヤー」


力強く大胆なデザインの「T ワン」


丸くモダンなデザインが印象的な「T サークル」など、多数のバリエーションが存在します。

中でも人気が高いのはこちらの「Tスマイル」コレクション。


にっこりとほほ笑んでいるかのようなデザインが可愛らしく、サイズ・素材ともに豊かな選択肢の中からお気に入りの1個を見つけることができます。
どんなシーンにもマッチする万能ジュエリーとしてたいへんおすすめのアイテムです。



ティファニーのハードウェアコレクションは、モダンで斬新なデザインが特徴的。
ティファニー デザインのアーカイブから着想を得て、ニューヨークのパワーとエッジを表現したコレクションです。
こちらもブランドの長い歴史の中では新しいコレクションですが、都会的なエレガンスとモダンなスタイルを求める人々にとって、常に魅力的な選択肢となっています。
シンプルでありながらも強い個性を表現できるハードウェアは、各国のセレブレティにも男女問わず人気の高いアイテムです。


【カルティエ】

続いてご紹介するのは「カルティエ」です。
「王の宝石商、宝石商の王」の異名を持つカルティエ。
そう讃えたのはかつての英国王、エドワード7世でした。
カルティエは世界中の王族をも魅了する格式高いブランドであり、長い歴史のなかで支持され続けてきました。
そんなカルティエは1847年、フランスのパリでルイ=フランソワ・カルティエによって創業されました。
最初は宝石商としてスタートしましたが、その後、息子のアルフレッド・カルティエ、そしてその息子であるルイ・カルティエと共に、ジュエリー制作にも進出します。
創業当時よりフランス王室貴族御用達のブランドでしたが、特に20世紀初頭に入ると革新的なデザインと高品質な宝石で注目を集めました。

カルティエのアイコンといえば、やはり「パンテール」ではないでしょうか。



フランス語で「豹」を意味するパンテール。
誕生のきっかけとなったのは、自らも「ラ パンテール」の愛称で親しまれた一人の女性でした。
ジャンヌ・トゥーサンとカルティエの三代目社長ルイ・カルティエの出会いはブランドの歴史において大きなターニングポイントです。
ルイ・カルティエは類稀なるセンスで社交界のミューズとして注目されていた彼女をメゾンのデザイナーとして招き入れると、1930年代からはハイ・ジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクターを任せます。
ジャンヌ・トゥーサンは洗練されたセンスで次々と優れたハイジュエリーを生み出していきました。
その代表的なアイテムこそ、「パンテール」。
カルティエのシグネチャースタイルのうちのひとつとして、今も燦然と輝くタイムレスなコレクションです。

また同時期にはサントス・デュモンのために世界初の腕時計「サントス」を開発しました。
サントスは飛行家のための実用的な時計として大きな成功を収め、こちらも今日に至るまで愛され続けています。

ジャンヌ・トゥーサンのデザイン美学は、彼女が世を去った後も、カルティエのDNAとして息づいています。

1970年代に誕生した、「ビス」をモチーフにした「ラブ」コレクションは「愛の絆」や「永遠の愛」といった意味が込められており、
結婚指輪としても高い人気を誇るジュエリーです。



釘をそのまま曲げたような「ジュストアンクル」コレクションはジュエラーらしからぬ異色のデザインですが、男女問わず着用できるジュエリーとして高い支持を受けています。


ジュストアンクルとラブコレクションはどちらもジュエリーデザイナーの「アルド・チプロ」によって誕生しました。

ビスモチーフや釘のデザインなど、一見ハードに見えるフォルムをエレガンス溢れるジュエリーに仕立てて女性らしさを際立たせるのは、かつてジャンヌが「パンテール」で示したスタイルを踏襲しているといえるのではないでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか。
BRILLERではティファニー、カルティエをはじめとする5大ジュエラーの美しいジュエリーを豊富に取り揃えております。

ぜひ、ウェブサイトで素敵なジュエリーを探してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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